SNSに女性のアカウントから届いた「精子を提供をしてくれたら600万円を支払う」というメッセージを信じた松江市の50代の男性が、現金約120万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺の被害にあったことが12月26日に分かりました。
詐欺被害にあったのは松江市に住む50代の男性で、11月27日に自身のインスタグラムに女性のアカウントから「精子を提供してくれたら600万円を支払う」というメッセージが届きました。
男性はその後、LINEで「佐藤」と名乗る女性とメッセージをやり取りをするようになり、「子どもが欲しい」という話や精子提供した際の報酬の一覧表が送られてきたということです。
男性は、相手に親近感を抱いていたことや報酬が欲しかったことから精子提供することを決めたとしています。
その後、報酬を受け取るには専用のサイトに登録する必要があると言われ指示に従いました。
しかしシステムに不具合が生じたため修繕費用が必要と言われ、指定された口座に3回に渡り振り込み、あわせて118万円をだまし取られました。
男性は、その後も200万円を請求されたことから家族に相談し、被害にあったことが分かりました。
警察は、高額な報酬の儲け話などを勧めてくる場合は詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。