北海道札幌市の人気温泉地・定山渓で、閉館中のホテルに侵入し銅線を盗もうとした疑いで、いずれも札幌市に住む16歳~19歳の少年4人が逮捕されました。
建造物侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕されたのは、札幌市東区に住むテレフォンオペレーターの少年(19)、東区の男子高校生(17)、北区の男子高校生(17)、東区の男子高校生(16)の4人です。
4人は、共謀のうえ、5月上旬から7月5日午前10時30分ごろまでの間、札幌市南区定山渓温泉西4丁目の閉館中のホテルに侵入し、銅線を盗もうとした疑いがもたれています。
警察によりますと、ホテルは地上12階地下1階の建物で、2021年5月に閉館していたということです。
当時、出入り口や窓は施錠されていましたが、窓ガラスが割れているところもありました。
4人は知人同士で、窓を割って侵入したとみられます。
7月5日、建物の管理人が「切られた銅線が1か所にまとめられている」と交番を訪れ、被害を申告しました。
警察は付近の防犯カメラなどで4人を特定し、12月23日から26日にかけて、建造物侵入と窃盗未遂の疑いで逮捕しました。
調べに4人は「銅線を盗もうと思い、入りました」などと容疑を認めています。
男(19)は石狩市花川南4条3丁目の廃止した水道施設に侵入し、鋼材約12キロ(時価合計2万570円相当)を盗んだ疑いで逮捕されています。
警察は動機のほか、余罪も含め調べを進めています。