懲戒処分を受けた教諭は「酒に酔った感覚がなく、乗っても大丈夫だと思った」と話しています。
熊本市教育委員会は酒を飲んで自転車で帰宅途中、酒気帯び運転で検挙された小学校の男性教諭を停職2カ月としました。
26日付で停職2カ月となったのは、熊本市立小学校に勤務する40歳の男性教諭です。
熊本市教育委員会によりますと、この教諭は10月31日の夜から翌日の未明にかけて中央区の飲食店で同僚と飲酒。タクシーが捕まらなかったためレンタル自転車に乗って帰宅していたところ、パトカーで巡回中の警察官から職務質問を受けました。
警察官が教諭の呼気を調べたところ、基準値の2.5倍を超えるアルコールが検出されたため、教諭を酒気帯び運転で検挙しました。
男性教諭は市教委の聞き取りに「酒に酔っている感覚がなかったので、乗っても大丈夫だと思った。見つからないだろうと思った」と話しているということです。
去年11月に改正された道路交通法では、自転車の酒気帯び運転も罰則の対象となっています。
この教諭は12月4日付で熊本簡易裁判所から罰金10万円の略式命令を受けています。