福島県・福島市で、初詣の参拝客に配るための餅をつく伝統行事が行われた。

12月26日に福島市の中野不動尊で行われた”寿餅会(じゅびょうえ)”は、修行僧が年の暮れについた餅を故郷の寺や親に送ったことが始まりとされるもので、健康や長寿を願う年末の恒例行事となっている。
僧侶や市内の学生など20人が参加し、力強い掛け声とともに餅をついた。

参加した人は「なかなかできない経験をさせてもらったなと思う」と話し、ドイツからの観光客は「素晴らしかったです。とてもわくわくしました。参加させてもらい感謝です」と嬉しそうに振り返った。
できあがった餅80kgは、約2万個に切り分けられ、正月三が日の参拝客に配られるという。

福島テレビ
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