2025年も残すところ1週間余り。秋田県の鈴木健太知事は23日、2025年の県内の三大ニュースに「クマ」「米価の高騰」「大雨災害」を挙げました。
鈴木知事:
「自然と人との関係を考え直さないといけない時期なのかなと。非常に県政の舵取りという意味でも難易度が高くなっていると感じる」
鈴木知事は23日、年内最後の記者会見に臨み、2025年の三大ニュースを発表しました。
1つ目は「クマ」。県内では2025年、クマに襲われるなどして4人が亡くなり、62人がけがをしています。
鈴木知事:
「街の真ん中にまで出てきてしまうという、かつてない異常な状況が生まれた。それとともに全国的にも一番被害の大きかった県として、秋田県が悪い意味で注目されてしまった。県民の皆さんと力を合わせながら、来年度、再来年度としっかりと元の状態、クマとのすみ分けをできるように頑張っていきたい」
2つ目は「コメ価格の高騰」です。知事は「生産現場の大切さに世間が目を向けてくれた年だった」と振り返りました。
鈴木知事:
「生産者にとっては、ことしに限ってはかなり売り上げが上がったことになるので、これを一つのチャンスにして、秋田県が国の米どころとしてこれからもしっかり役割を果たしていけるような、そんな節目になる1年だった」
3つ目は「大雨災害」で、知事は「気候変動の影響で災害の激しさが増している。国・市町村と協力して、ハード・ソフト両面で対策を進めていきたい」と話しました。