山陰初の国際デイリー便です。
米子空港と韓国のソウルを結ぶ国際定期便が、12月23日から1日1往復の運航が始まりました。
運航開始から約四半世紀、念願のデイリー運航が実現しました。
23日から毎日の運航が始まった米子ーソウル便。
米子空港には午後2時半ごろ、「デイリー運航」の第1便が到着しました。
到着ロビーでは、鳥取県の平井知事や運航会社の社長などが降り立った乗客を出迎え、記念品を手渡しました。
乗客は195人、満席で米子に到着しました。
ソウルからの観光客:
「米子に始めてきました。今日は皆生温泉に行きます」
「おいしい料理や温泉もありますし、特に松葉がにを食べたいと思います」
「大都市ばかりでなく、地方都市にも行きたいので、こういった路線がたくさん増えたらうれしい」
このあと、記念セレモニーが行われ、「デイリー運航」のスタートを祝いました。
エアソウル・キムジュンホ代表理事:
デイリー運航が始まって大変うれしく思っています、山陰は韓国の方にも親しみやすい観光素材がたくさんあるいい所だと思います。デイリー運航が夏季スケジュールに続くことを願っています。
鳥取県・平井知事:
いま大きく山陰の扉は世界に開かれました。これから長い道のりのファーストステップとして、みなさまとともに歩んで一緒に発展をめざしていただきますようお願いします。長年の悲願がようやく叶いました。
米子ーソウル便は2001年4月、山陰初の国際定期便として運航が始まり、2018年には週6日の運航となりましたが、コロナ禍などで一時、運休。
2023年10月に運航を再開しました。
11月には利用率が約90%となるなど、運航再開後は好調な利用が続いていました。
鳥取県・平井知事:
冬場のカニや温泉でボーナスポイントをもらっている時に、どれだけ勝負をかけられるかではないかと思いっています。
県はこれからの冬のシーズン、韓国からの観光客誘致に力を入れるなど利用拡大を図り、デイリー運航の定着を目指すことにしています。