絶景の空中露天風呂に、100種類近くの料理が食べ放題。
年末年始にオススメの旅行先はどこなのか?

ホテル予約サイト「ホテルズドットコム」が、穴場でコスパの良い旅先の都道府県ランキングを発表しました。

第3位は、伊勢神宮や「志摩スペイン村」などで魅力の三重県。
第2位は、松島や秋保温泉などで有名な、宮城県。

そして、トップに輝いたのは栃木県です。

「華厳の滝」や日光東照宮などが人気の栃木県ですが、1泊当たりの平均宿泊費のデータなどから高コスパの旅行先に選ばれました。

航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは「栃木県で特にコスパの良い旅行先は『鬼怒川温泉』。近年はグループ・団体旅行が減っていて個人旅行化が進んでいる中で、コストパフォーマンスの良い料金が出ているケースが目立っている」と解説します。

「イット!」が取材したのは、鬼怒川温泉の中でもコスパが高いと評判になっているホテル「鬼怒川温泉 あさや」です。

宿泊客からは「もう4回目。毎年、年末(宿泊)。今年は夏も来て、2回目。軽井沢とか伊東とかあっちの方向も行ったが、ここが一番コスパがいい」という声が聞かれました。

「鬼怒川温泉 あさや」の12月と1月の宿泊料金は、1泊2食付きの洋室で1万9800円から。

宿泊客は「安いと思う。さっきも2人(夫婦)でいいねと言って、バイキングも全部おいしい」と高評価です。

朝食は、特製の和牛カレーや具材を選ぶことができるオムレツなど、60種類を選んで食べることができます。

さらに、ディナーも和洋中100種類ほどのメニューが食べ放題で、日替わりの鍋も食べられます。
天ぷらやステーキは目の前で調理され、出来たてを楽しむことができます。

そして、屋上には高原山を一望できる温泉があります。

6年連続で、東日本第1位の温泉宿を受賞するなど、大人気となっています。

コスパの高い旅行先の鬼怒川までは、東武鉄道の「スペーシアX」を利用すれば、乗り換えなしで浅草から2時間弱ほど。

一方、この年末年始について、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは「今は暫定税率の廃止によってガソリン代が安くなった。(ドライブ旅行の)コストパフォーマンスが良くなっています。栃木県は東京からの距離も近くて、車で行くのも簡単に行くことができます」といい、ドライブ旅行もオススメだということです。

鳥海さんによりますと、栃木県には温泉以外でも年末年始に楽しめるスポットがあるといいます。

航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗さん:
栃木県内では現在イチゴ狩りができますので、そのような所を楽しむのもおすすめです。

栃木・小山市にあるイチゴ園は、23日も多くの人でにぎわっていました。

いちごの里 生産部・青木結花さん:
今日一日だと60名来ていただきました。お正月、三が日はとてもたくさんのお客さまに来ていただいております。年始は1日600人ぐらい、今予約枠が埋まっておりますね。

物価高に悩んだ1年。
年末年始にコスパの良い旅行に注目です。