卓球元日本代表・石川佳純さん:
心・体・技、この3つの三角形を大きくしていくことが、選手としても、人としても大きくなっていくものでないかなと思うので、その3つをきょうは皆さんと一緒に学んでいきたいと思います。

鳥取県米子市の体育館で、子どもたちに呼びかけたのは卓球元日本代表の石川佳純さん。
ロンドン、リオデジャネイロ、東京とオリンピックで3大会連続メダルを獲得した日本卓球界の「レジェンド」です。
応援への感謝や卓球の魅力、スポーツの楽しさを伝えようと全国47都道府県をめぐり「サンクスツアー」を開催。
その最後のツアーとして鳥取県へやってきました。

卓球教室には、小学生から高校生を中心に約80人が参加。
ロンドンオリンピック団体でともに銀メダルを獲得した平野早矢香さんと一緒に指導しました。

そして石川さんへの質問コーナーでは、多くの参加者から質問攻めに…。

Q.試合で意識していることは?
卓球元日本代表・石川佳純さん:
「勝つ」勇気。私は絶対に勝つんだと、格上の選手に勝つときは大事。

そして、質問した参加者がサーブレシーブに挑戦。
世界トップレベルの技術を体感しました。

また、8-8から始まる特別ルールのゲームでは、挑戦者が粘りに粘ってデュースに持ち込む場面も。
メダリストとの真剣勝負を楽しみました!

参加者:
佳純さんは強かったけど、デュースまでいけてうれしかったです。

参加者:
世界で活躍する選手のボールとか見て違うなと思って、迫力があって真似したいなと思います。

2022年4月にスタートしたサンクスツアーは、ここ鳥取県でフィナーレ。
会場ではこれまで活動を振り返る映像が流され、子どもたちからのメッセージも。
思いがけない演出に石川さん…感極まりました。

卓球元日本代表・石川佳純さん:
絶対に笑顔で終わろうと思っていたんですけど…。皆さんの温かい声に触れて感謝の気持ちでいっぱい。

参加者一人一人にサイン入りの終了書を手渡し、約3年8か月のツアーが幕を下ろしました。

参加者:
「知らないことも経験できて勉強になりました。」
「本物の石川佳純さんに会えて、練習もできてすごく勉強になりました。石川佳純さんみたいな、すごいサーブやレシーブがミスのないようになりたいです。

卓球元日本代表・石川佳純さん
毎回のテーマで参加してくれた子は、一人一人にアドバイスをする。最初から最後までできたかなと思うので、恥ずかしがっている子も帰るときは笑顔で帰ってくれる。最終回ということで、ビデオも子どもたちも一緒に見てくれて、観覧の方もおめでとうと言ってくださってありがたかったですし、米子というのは「47ゴール(よなごーる)…」分かります?ということなので縁がある場所だと思います。

TSKさんいん中央テレビ
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