富山大学附属病院はエボラ出血熱などの危険性が極めて高い「一類感染症」に対応できる「感染症病床」を新たに整備しました。

施設の整備は富山県内2カ所目で、万が一の事態に備えた医療体制の拡充が期待されます。

富山大学附属病院に新たに整備されたのは、「第一種感染症病床」1床です。エボラ出血熱など危険性が極めて高い感染症に対応することができます。

施設では感染の疑いのある患者を直接病床へ運べる動線が確保されているほか、空気が外に漏れだすのを防ぐ陰圧システムや排水処理設備も備え、ウイルスを外に漏らさない感染対策管理が徹底されています。

新型コロナウイルスの流行を踏まえ、新たな感染症の発生やまん延に対応するため整備されたもので、富山県内では県立中央病院に続き2カ所目で、病床数は合わせて4床、稼働は来年1月からです。

*富山大学附属病院 山本善裕病院長
「県立中央病院の3床だけではなく、リスク分散と感染症に強い学生を育てるために第一種感染症病床が必要。富山県をしっかり感染症に強い県にしたい」
(富山テレビ放送)
