小中学生の体力や運動能力を調べるスポーツ庁の調査で、富山県は各種目を得点化した合計が全体では全国平均を上回ったものの、中学生女子はやや下回っています。

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この調査は全国の小学5年生と中学2年生を対象に毎年行われています。

小学生は握力や上体起こしなどの8種目を中学生は持久走を加えた9種目でそれぞれ得点化し、体力や運動能力を把握するもので、富山県内ではおよそ1万4000人の児童生徒が参加しました。

その結果、小中学生あわせた各種目の合計点は全国平均を2.33ポイント上回りました。

ただ、中学生の女子のみ去年に引き続き全国平均をやや下回っています。

県教育委員会では、中学校では新学習指導要領に沿って体育の授業を男女一緒に学ぶことを進めていることや、コロナ禍で運動機会が減少したことが一部で影響を及ぼしているとみていて、今回の結果は年度内に専門家も交えて分析し、今後の取り組みを考えたいとしています。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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