福岡市・天神で長年親しまれてきた老舗のそば店が20日、73年の歴史に幕を閉じます。

平日最後の営業日となった19日も多くの人でにぎわいました。

◆記者リポート
「午前10時半です。開店30分前ですが、すでに50人ほどの長い行列ができています」

◆福岡市内から(40代)
「9時半くらいから(並んでいる)。あしたで閉店なので食べ納めに」

◆福岡市内から(70代)
「閉店決まってから3回くらい来ている」


福岡市・天神にある「そば処 みすゞ庵」。

1952年の開業から70年あまり、昔から通う常連客も多い名店です。

平日最後の営業日となった19日のランチタイムも多くの客でにぎわっていました。

長年親しまれてきた人気メニューが「カツカレーそば」。

だしの効いたカレーそばの上に、大きな揚げたてのトンカツが乗っています。

◆福岡市内から(40代)
「おいしかったですね。やっぱりあしたも来ようかな」

◆北九州市・小倉から(70代)
「こういう店がなくなるとさみしいですね。こういう店こそ残してくれないと。安くてうまい、なかなかない。高くてうまいのはあるけど」

中にはこんな人も。

◆会社員(40代)
「『世界で一番好きなおそば屋さんが最後なので行かせて』と(上司に)伝えて、きのうもきょうも来ています。おいしかったです」

みすゞ庵によりますと、店舗が入るビルはベスト電器と共同で所有していますが、そのベスト電器が閉店することを受け、店を閉める決断をしたということです。

多くの人に惜しまれながら、20日に最後の営業日を迎えます。

テレビ西日本
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