「再開発が進むJR札幌駅南口。高さおよそ80メートルの商業ビルに新たなホテルが誕生します」(板橋未悠アナウンサー)
北海道初進出のホテルがまもなく開業
12月20日に開業する「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」。
北海道初進出のホテルブランドで、地下歩行空間直結の複合商業施設「ヒューリックスクエア札幌」の10階から20階に入る。

客室やラウンジなど―気になるホテル内部を取材
一足早く内部の様子を取材した。
「開放感のある空間ですね。インテリアもすごく色に統一感があって、外を見ると札幌駅から手稲山の自然まで見え、都会と自然の調和も素敵です」(板橋アナウンサー)

スイートルームは広さ64平方メートルの広々とした間取りで、リビングルームと寝室が分かれている。

あたたかな暖炉が特徴的だ。
この他に一般的なツインルームなど、客室は全172室。

20階のラウンジではドリンクや軽食などを楽しめる。

11階には大浴場があり、客室以外の設備も充実している。
10階には宿泊者以外も楽しめる、木のぬくもりに包まれたレストランが。

朝食は朝6時30分から利用でき、メインの料理は3種類から選ぶことができる。
ランチも3種類でメニューは季節ごとに変わる。

「脂にすごく甘みがあります。おいしい料理を食べながら札幌駅周辺の景色も一望できて、すごくぜいたくな時間を送れそうです」(板橋アナウンサー)

平日のランチは前菜を好きなだけ選ぶことができる。
宿泊以外でも楽しめそうだ。

再開発が進む札幌駅周辺
再開発が進み新しいホテルが続々とオープンする「サツエキエリア」。
ここにあえて進出する狙いは何なのだろうか。
「この立地は観光でもビジネスでも利便性が非常に高い。レストランは特に地元の札幌の人に利用してもらいたい」(ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC 石井高宏総支配人)

新たなランドマーク「ザ・ゲートホテル札幌 by HULIC」は12月20日の開業だ。

札幌のホテル不足の現状とは
再開発が進み次々と新しいホテルが生まれるが、札幌のホテル不足は解消されるのだろうか。
札幌市内の宿泊施設数の、この10年の推移を見てみると。
客室数は1万室近く増え、3万5000室あまりに。
これだけ増えていても、まだ足りないのだろうか。

民間の情報調査会社「帝国データバンク 札幌支店」の渡辺雄大情報部長によると。
・札幌の客室稼働率は平均約8割でほぼ満室に近い状況
・需要に対して供給が圧倒的に足りていない
ホテルの客室数は増え続けているものの、宿泊客の増加には追いついていないのが現状のようだ。
