2026年度も影響拡大か

中国人留学生の学生ビザ拡大の方針が示される一方で、ビザ発給厳格化の影響を受ける留学生もいる。

土本さんの周りでは、アフリカからの学生たちが最も影響を受けているようで、実際に留学ができた学生たちも、渡航数日前までビザが発給されなかったり、発給されたビザが一度の入国しか有効ではない「シングルエントリー」のものだったりしているそうだ。

「国際教育開発」の学生たち 大学院のSNSより
「国際教育開発」の学生たち 大学院のSNSより

ただ、そうした学生たちを含め、2025年度の秋学期に入学した多くの留学生は、土本さん同様にトランプ政権のビザ問題が本格化する前に進路が決まっていた可能性が高い。

一方で、2026年度の留学を考える学生たちの中には、初めからアメリカを留学先の候補から外して考える人も出てくるだろう。

アメリカメディアも来秋に入学する留学生の数は、2025年度よりもさらに落ち込むと予想している。

トランプ政権のビザ問題の本当の影響は、今後さらに明らかになっていくはずだ。
(FNNニューヨーク支局・古賀颯祐)

古賀颯祐
古賀颯祐

FNNニューヨーク支局特派員
国際基督教大学卒業後、2018年にテレビ新広島入社
県警クラブ、福山支局駐在を経て2022年から現職