東京女子医大病院で、当時2歳の男の子が鎮静剤の投与後に死亡した事故で、業務上過失致死の罪に問われている医師2人に検察側は禁錮1年6カ月と禁錮1年をそれぞれ求刑しました。
小谷透被告(66)と福田聡史被告(44)は2014年、東京女子医大病院で手術を受けた当時2歳の孝祐(こうすけ)ちゃんに鎮静剤「プロポフォール」を過剰に投与し、容体が悪化したにも関わらず、適切な対処をせずに死亡させた罪に問われています。
裁判は、投与と死亡の因果関係などをめぐって争っていて、2人は無罪を主張しています。
検察側は18日の裁判で「患者の容体に変化があっても高用量の投与を長時間続けた」などと指摘し、小谷被告に禁錮1年6カ月、福田被告に禁錮1年を求刑しました。