食料品が値上がりする中、食費の割合を示す「エンゲル係数」が44年ぶりの高い水準になりました。
2025年の1年間に2人以上の世帯が消費に使った金額は、物価の変動を除いた実質で前の年より0.9%増加し、3年ぶりに前の年を上回りました。
食料品の値上がりが相次ぐ中、食費の割合を示す「エンゲル係数」は28.6%と、44年ぶりの高い水準になりました。
こうした中、餃子への1世帯あたりの年間支出額は静岡・浜松市が4046円と、都道府県庁所在地と政令市の中でトップでした。
3年連続の1位ですが、2位は栃木・宇都宮市、3位は宮崎市で順位が入れ替わりました。
一方、ラーメンへの支出は山形市が2万5102円で、4年連続の全国1位となりました。
山形市は、ブランド力を一層高める発信に取り組んでいきたいとしています。
このニュースについて、SPキャスター・中村竜太郎氏とみていきます。
青井実キャスター:
エンゲル係数の過去の推移を見ていくと、30~40%程度あったわけです。ぐんぐん下がってきまして今、再び上がってきているという状況ですが、このニュースについて智田裕一解説副委員長に聞くと「物価高の影響で食費の割合が高くなっている。食費以外に回す余裕が少なくなることにつながって、所得の低い層ほど生活が苦しくなる傾向」だということです。賃上げなどを通じて家計が使えるお金の底上げが求められるということですね。
SPキャスター・中村竜太郎氏:
統計は2人以上の世帯のデータで、昔は肌感で言うと子供の数が多かったような気がするんですよね。子育て世代に関していうと今、少子化で家族の人数も減っているのに食費の割合が増えているということからも、物価高や賃金が上がってないということが分かると思うんですよね。
青井実キャスター:
智田さんの話じゃないですけど、決して家計が豊かになったわけではなくて苦しくなっている結果として、食費の比率が高くなっているという、そういったこのニュースをしっかりと受け止めなければならないと思います。