訃報です。岡山県笠岡市出身で、初代総務大臣を務めた片山虎之助さんが、12月18日に老衰のため亡くなりました。90歳でした。


片山元総務大臣は岡山県笠岡市出身で、当時の自治省を経て1989年の参議院選挙に自民党から立候補して初当選。2001年に初代総務大臣に就任し、その後は自民党の参議院幹事長などを歴任しました。

2007年の参院選で落選後、自民党を離れ、2010年の参院選で国政に復帰。たちあがれ日本や日本維新の会などで要職を務めましたが、体調不良のため2022年の参院選に立候補せず政界を引退していました。

関係者によりますと、18日正午過ぎ東京都内の病院で、老衰のため亡くなったということです。90歳でした。告別式は12月24日に、家族葬で行われるということです。

岡山県の伊原木隆太知事が18日夜、コメントを発表しました。

「突然の訃報に接し、謹んで哀悼の意を表します。片山先生は、岡山が生んだ偉大な政治家の一人であり痛惜の念に堪えません。片山先生はかつて地元岡山県の副知事として県政に携わり、国政においても初代総務大臣を務められるなど、地方自治をライフワークとされ、常に地方の目線で、国、地方、そして岡山のために力を尽くしていただきました。高い志と強い信念で真正面から政策を論じるお姿と、多くの人から「トラさん」と慕われたお人柄は、強く我々の記憶に刻まれているところです。片山先生の生前の偉大な御功績に深甚なる敬意を表しますとともに、心から御冥福をお祈りいたします。」

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岡山放送
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