12月15日、全国一斉に年賀状の引き受けが始まった。宮崎中央郵便局でもイベントが開催され、園児らが年賀状を投函したが、現代では年賀状を書かない人が増加傾向にあり、「年賀状じまい」関連商品が拡充されるなど、新年の挨拶のあり方が変化しつつある。
郵便局で年賀状引き受け開始
全国一斉に年賀状の引き受けが始まった。

宮崎中央郵便局ではイベントが開催され、宮崎市の中央保育園の園児約20人が和太鼓を披露した。その後、園児らは手作りの年賀状を投函した。
園児:
(Q.年賀状は誰に書いた?)じいじとばあば(に年賀状を書いた)。
また、一日郵便局長を務めた都農町出身の演歌歌手、つの♡みずきさんが歌を披露した。
宮崎中央郵便局総務部の児玉清隆部長は「メールとは異なり、一言添えるだけでも思いが伝わり、温もりのある年賀状になる」と話す。

宮崎中央郵便局での年賀状の2024年引き受け枚数は約214万5,000枚で、2025年は2024年の65%程度を見込んでいる。
「LINEでいいね」年賀状離れの実態
年賀状のやり取りについて…

70代男性:
小学校6年生の時から書き続けている。相手が元気でいるか、今年も元気に過ごそうね、といった思いを伝える。
20代女性:
書いていないですね。前はお互い書いてたので、こっちも書かなきゃというのがあったんですけど、なんかもうLINEでいいね、みたいな感じになっちゃって。
”年賀状じまい”商品が昨年比4倍に
イオンモール宮崎内の宮崎ロフトでは、来年から年賀状を辞退したい人向けの“年賀状じまい”に関する商品が並んでいる。

”年賀状じまい”の商品は2023年から展開されており、2024年と比較して商品数は約4倍。

”年賀状じまい”のスタンプなど新商品も増加している。

宮崎ロフト 山根空也マネジャー:
お客様の声もあり、それがメーカーさんの耳にも入って(年賀状じまいの)商品が増えているんだろうなとは肌で感じる。

年賀状は日本の文化の一つだが、新年の挨拶のあり方は今後さらに変化していく可能性もある。
郵便局は、元旦に年賀状を届けるためには12月25日までに投函するよう呼びかけている。
(テレビ宮崎)