IGRいわて銀河鉄道は2025年度の決算について、自治体からの交付金を加えた当期損益が3期連続の黒字となる見通しを示しました。
これは12月17日の取締役会で報告されました。
2025年度の営業収入は中距離と長距離の区間の利用者が減少したことなどから、前年度より1800万円ほど少ない41億6200万円が見込まれています。
また営業費用は国からの電力料金への支援もあり、前年度より1600万円少ない約44億3000万円の見込みです。
しかし営業外収益として県や沿線の自治体からの経営安定化の交付金3億円が計上されることから、当期利益として2500万円あまりを見込む黒字の見通しを示しました。
当初の計画よりも700万円あまりの減少ですが黒字となれば3期連続です。
IGRいわて銀河鉄道 鈴木敦社長
「物価高騰などが長期化しているので厳しい状況であると認識している」
17日の会見で鈴木敦社長は「さらなる収支改善に向け県や沿線自治体と連携し利用促進を図りたい」と語りました。