天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、各国の大使らをもてなす「鴨場接待」に初めて単独で臨まれた。そこで思わぬハプニングもあったが、愛子さまは冷静に対処された。

鴨が飛び立たないハプニングも…

午前10時前、埼玉・越谷市の鴨場に到着された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。

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茶色のジャケットにロングブーツと、全身ブラウンで統一した鴨場に合わせられた装い。

ノルウェーやメキシコなど16ヶ国の駐日大使ら一人一人に、愛子さまは『お会いできてうれしいです』などと声をかけ、握手を交わされた。

招待者:
How are you, today?

愛子さま:
I’m fine thank you! And you?

愛子さま:
おはようございます。

招待者:
お久しぶりです。

「鴨場接待」は、毎年11月から翌2月の狩猟期間に、鴨場の池に飛来する野生のカモを宮内庁に伝わる伝統的な手法で無傷のまま捕獲し、しるしをつけて放鳥するもの。

2025年2月に行われた「外交団鴨場接待」には、秋篠宮家の次女・佳子さまとともに参加された愛子さま。

愛子さまが単独で「鴨場接待」に参加するのは17日が初めてで、大使らとともに説明を聞き、放鳥に臨まれました。すると…。

愛子さまの手から放たれたカモは、そのまま芝生の上に…。
しばらくカモの様子を見守られる愛子さま。それでも、カモは飛び立たない。

心配になった愛子さまは…。

愛子さま:
大丈夫ですか?

鴨場の担当者:
大丈夫だと思うんですよ。結構、人に慣れてると水面でもおびえるような形で飛ばないんですよ。

鴨は周囲の環境に驚き、固まってしまったよう。

すぐに手渡された代わりの鴨を、両手でそっと放たれた愛子さま。
今度は無事に鴨が大きく羽ばたくと拍手が起こり、愛子さまはほっとした笑顔を見せられた。

鴨が飛び立たないというハプニングに見舞われた愛子さま。動物好きのやさしいお気持ちで冷静に対応されていた。

おひとりで新たな公務に取り組まれた1年

今回の鴨場接待のように、2025年は愛子さまがおひとりで新たな公務に取り組まれた1年だった。

5月には、大阪・関西万博へ。
万博会場のシンボル「大屋根リング」では、愛子さまを一目見ようと大勢の人が集まった。

一斉に掲げられたスマホが、愛子さまに合わせるように動き、まさに“愛子さまフィーバー”となった。

一方で、初めての被災地ご訪問で石川県能登半島へ。

仮設の商店街では、店主のひとりひとりの話に丁寧に耳を傾けられた。

9月には「愛馬の日」のイベントで、東京・世田谷区にある馬事公苑へ。

「愛子さま~~~!」

そして11月には、ラオス政府からの招待を受けて、初めて単独で外国を公式訪問された。

愛子さま:(11月20日)
日本とラオスとの架け橋の一端を担うことができれば幸いに存じます。私にとって初めての国際親善のための外国訪問となったこの度の滞在は、きっと特別な思い出として、私の心に深く刻まれることと思います。

ラオスの民族衣装や両手を合わせるラオス流の挨拶など、細やかな配慮をみせられた愛子さま。

帰国から約1ヶ月が経った17日も、左手首にはラオスの伝統儀式で結ばれた白い糸がしっかりと結ばれていて、今でも現地の人々と心を通わされているようだった。
(「イット!」12月17日放送より)

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