「先生たちとも話して、『できるところまでやってみよう』って。最後まであきらめないで、頑張ることは、自分でも決めたし、先生たちとも決めた。練習でもできることを頑張るようにしています」
自分のできることを最大限発揮したい
「自分にしか感じられないような経験をさせてもらっているし、それを力に変える部分や経験したことを活かすという意味では、今年もそうだし、毎年アップデートできているかなって。競技だけじゃなくて、人生としてみた時にすごくいい経験ができているなと思います」
足の痛みは、並大抵のものではないだろう。それでも、3歳から続けてきたスケート人生のフィナーレへ、樋口は歩みを止めることはない。
フリー『ワンダーウーマン』も“戦い”を意識したプログラム。その見どころを、「戦っていくところを見てほしい。最初もステップも戦うことを意識しているプログラムで、でも途中の柔らかい曲に変わる部分は人間らしい感情が出てしまう部分も表現している。その違いを見ていただきたいし、後半も盛り上がる部分は多い。最後のポーズのところがすごくスピードを出さなきゃいけないし、動きも激しいので最後うまくできたときにはやりきった感があって、滑っていて楽しくて自分の良さがたくさん出ている部分です」と語る。
「全日本は競技人生で最後になる。自分が最後、納得してここまで続けてきてよかったなって思えるような内容の演技をすることが一番の目標。そこに結果がついてくる、というより、良い試合になるんじゃないかなと思っています。とにかく自分のできることを最大限発揮することが今の目標です」
良い事ばかりではなかった日々も、力に変えてきた。その集大成と位置付ける全日本へ挑む。
全日本フィギュアスケート選手権2025
オリンピック代表最終選考会
フジテレビ系にて12月19日(金)から3夜連続中継
https://www.fujitv.co.jp/sports/skate/japan/index.html
