長崎の「伝統野菜」の魅力を広めようと、子供たちが日本を代表するフレンチの巨匠の指導を受けてコース料理を手がけました。

子供たちが食べているのは世界三大珍味の1つ、トリュフです。

16日に長崎大学附属小学校で開かれたKIDS-シェフです。

フランス料理の巨匠・三國清三さん(71)を始め、シェフたちが講師を務めました。

子供たちの味覚を育てるとともに、地域の食文化を知ることでふるさとへの誇りを持ってもらいたいと2000年から全国の小学校で開かれていて、県内での開催は初めてです。

「長崎高菜はピリッとした辛味が特徴で、油との相性がいい」

参加した6年生約30人は、総合的な学習の時間に長崎赤かぶや長崎高菜など「伝統野菜」について学びを深めてきました。

「伝統野菜」の魅力を引き出すメニューを自分たちで考え、プロにコツを教わりながら作ります。

マッシュポテトに高菜でアクセントを加えた前菜から、カステラのラスクを重ね赤カブとイチゴのソースで仕上げたデザートまで、5品を1時間以内に完成させました。

長大附属小6年 野上 聡さん
「難しいところもあったけど頑張ってよかった」

長大附属小6年 高木 新菜さん
「(ながさき伝統野菜は)栄養や彩りもよくて色んな料理に取り入れることができる」
「同じ世代の人達や、おじいちゃんおばあちゃん達にも食べてもらいたい」

三國 清三 シェフ
「こんなに地域の伝統野菜が豊富で」「ふるさとの食材を大切にしている子供たちは初めて見た」

6年生は2026年2月ごろに開くマルシェでも、ながさき伝統野菜の魅力をもっと多くの人に広めたいと話しています。

テレビ長崎
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