JR四国が新事業として挑戦するサーモンの陸上養殖

愛媛県西条市の小学校の給食で提供されたサーモン。その名は「サイモン」。
サイモンはJR四国の新事業として、今年4月から西条市にある愛媛県漁協ひうち支所とタッグを組み「うちぬき」と呼ばれる豊富な地下水を使って約4700匹を陸上養殖したもので、11月22日に「サイモン」と命名された西条産サーモンです。現在750匹が2㎏の出荷サイズに育っています。

サイモンを味わってもらおうと小学校の学校給食に提供

12月19日から出荷が始まるのを前に、養殖サーモンを西条市内の児童たちにサイモンの味を確かめてもらおうと、神拝小学校のおよそ650人の学校給食でサイモンを使った料理が提供されました。
給食前にサイモンの陸上養殖がビデオ映像で紹介され、児童たちは自分たちが普段飲んでいる”うちぬき”でサイモンが育てられていることや、餌に粉ミルクを使っていることなど美味しさのヒミツを学びました。

「日本一ですね」
「日本一ですね」
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甘いみそだれの「サイモンのちゃんちゃん焼き」

このあと給食が教室に運び込まれると、トレーから姿を現したのは…サイモンの切り身と野菜に甘辛い味噌だれをかけて焼いた「サイモンのちゃんちゃん焼き」。
一人一人にお膳が配られ、おいしい給食いただきます。

サイモンの給食を食べた児童たちは…
「濃厚で臭みがなくて美味しいです」
「お寿司屋さんとかのサーモンや焼き魚の、そういうところのとは味が違っておいしいです」
「日本一ですね」

給食で提供された「サイモンのちゃんちゃん焼き」
給食で提供された「サイモンのちゃんちゃん焼き」

「もっと作ってください!」児童から熱烈アピール

給食を終えた児童からは、JR四国にこんな要望が。
「もっと作ってください!」

JR四国事業開発本部・森田雅祐担当部長
「おいしいと言ってくれている姿を見ると非常に(サーモン養殖を)やってよかったなと思いました。西条の特産品として認知していただきたいと思ってますのでそこに向けてしっかり頑張っていきたいです」

「西条の特産品にしていきたい」
「西条の特産品にしていきたい」

年商1億円を目指すJR四国の新規事業に注目

JR四国が手掛ける西条産サーモンの「サイモン」は、第一弾として12月19日から750匹を出荷。西条市と松山市の飲食店で食べることができるということです。
JR四国は今後「サイモン」の養殖数を増やし、2030年までに年間1億円の売り上げを目指すとしています。

年商1億円を目指すJR四国の新規事業
年商1億円を目指すJR四国の新規事業
テレビ愛媛
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