特殊詐欺事件の被害品の電子マネーを不正にチャージした疑いで書類送検された
大阪府警の警察官を、大阪地検は不起訴処分としました。
特殊詐欺の被害者2人(60~70代)がだまされて購入した電子マネーおよそ80万円分を不正にチャージした疑いで、去年11月、大阪府警の警察官の男性が書類送検されました。
電子マネーはカードに記された番号を入力すると取り込まれ、男性は、詐欺の犯人が
使用しなかった残高を自身のスマートフォンにチャージしたということです。
男性は「犯人に渡るのが阻止できればいいと思った。お金を返そうとしていた」
などと容疑を一部否認していました。
今月15日付けで、大阪地検はこの男性を不起訴処分としました。
不起訴の理由について、大阪地検は、「捜査の結果、諸状況を考慮した」としています。