警察官を名乗る特殊詐欺事件で、愛媛県伊方町の女性が携帯電話で事件の関与と資金調査をでっち上げられ、現金296万円をだまし取られました。警察が被害届を16日に受け捜査しています。

被害にあったのは、伊方町内に住む介護施設職員の女性(60代)です。

警察によりますと女性は11月25日、クレジット会社を名乗る男から携帯電話で「口座が不正に使われている」とウソを言われたあと、福島県警の警察官を装う男からも電話がかかり、犯罪の加担の有無の捜査や口座の資金調査をでっち上げられました。

このあと検事を名乗る男から振り込みを指示され、11月29日に指定された口座へ現金296万円を振り込みだまし取られました。

女性は福島県警を装う男との通話の際、指示に従ってスマートフォンと契約。ビデオ通話で警察の制服のような姿を見て本物の警察官と信じたほか、やり取りの口止めを要求されていました。また着信は「+」で始まる国際電話の番号だったということです。

女性は現金を振り込んだあとに相手と連絡がとれなくなり、不審に思って警察に相談しました。

警察は特殊詐欺事件として捜査。電話で相手が警察官を名乗っても、金銭の話になれば詐欺を疑うよう呼びかけています。

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テレビ愛媛
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