埼玉・川口市の自宅マンションの一室を爆発させて、けがをさせた罪に問われた中国籍の男に、懲役9年の実刑判決だ。

温泉被告(45)は2024年7月、川口市の自宅マンションの一室にガスを充満させたうえで火をつけて爆発させ、3人にけがをさせた罪などに問われている。

温被告が事件当時、心神耗弱状態にあったことに争いはなく、検察は懲役6年を求刑していた。

さいたま地裁は15日、「温被告には完全責任能力があった」と認定した。

そのうえで「失恋のショックにより自殺を企てたもので、手段としてガス爆発という方法を選択した点で身勝手というほかない」と指摘して、求刑を上回る懲役9年の判決を言い渡した。
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(13枚)
