11月26日、札幌市ススキノのガールズバーで起きた放火事件。店内にいた従業員ら男女4人がケガをした。
「楽しいことするよ」SNSで犯行予告か
この記事の画像(6枚)「店から出てきた男性の証言では、何者かが液体をかけ火をつけたと」(目撃者)
このうち意識不明となっている41歳の男が放火の疑いが持たれている。
「楽しいことするよ」(男のものとみられるSNSより)
これは男のものとみられるSNSの書き込みだ。現場で火が上がるわずか9分前…犯行予告とも取れる内容をSNSに投稿していたとみられている。
そして、こちらは2023年の書き込み。事件を起こした店舗の名前を上げて接客を受けて楽しむような投稿も残されている。
「恋愛関係のもつれ」が引き金に
事件の引き金となった可能性があるのが、交際関係のもつれ。
男とケガをしたバーの20代の女性は交際し同居していたが、事件前、別れ話をきっかけとした暴力でトラブルとなっていた。
その後、警察を介して別居していたが…
「やっと吹っ切れました」(男のものとみられるSNSより)
41歳の男のものとみられるSNSにはこんな書き込みがあった。
警察が事件の経緯を詳しく調べている。
現場ビルの消防施設8点に不備 過去には指導
一方、今回の火災に関連し、札幌市中央消防署は、現場のビルの消防設備に8点の不備があったことを明らかにした。
「防火管理や消防設備に関するところで不備があり、6月に指導していた」(札幌市中央消防署 村瀬敬章 予防課長)
一方、現場のビルでは火元の上の階にも人がいたが、避難することができた。なぜ被害が拡大しなかったか理由を尋ねると…
「避難経路に煙が入ってこなかった避難経路が整然と管理されていたと認識している」(札幌市中央消防署 村瀬敬章 予防課長)
火災を受けて、消防はススキノ地区で1階までの階段が1つで駅前通りに面したビル30棟を対象にした緊急防火指導を行った。