2024年5月、自宅で知人女性にわいせつな行為をしたとして不同意わいせつの罪に問われている岡山県警の警視の男は12月15日、岡山地裁で開かれた初公判で、起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

不同意わいせつの罪に問われているのは岡山県警の警視、和田弘男被告(58)です。起訴状などによりますと、和田被告は2024年5月13日、午後9時ごろから翌日の午前4時20分ごろまでの間、岡山市内の自宅で、酒を飲んで泥酔していた報道関係者の知人女性の下半身を触るなどのわいせつな行為をしたとされています。

岡山地裁で開かれた15日の初公判で和田被告は「わいせつ行為は一切していない」と起訴内容を否認し、無罪を主張しました。

検察側は冒頭陳述で、取材のため被告の自宅を訪れた女性に日本酒を繰り返し勧め、「女性が泥酔状態になり、意識を失ったことを確認し、わいせつな行為に及び、女性が意識を取り戻して明確な拒否をされた後も行為を繰り返した」と指摘しました。

裁判は、被害女性の証言の信用性を中心に争われ、2026年3月2日に結審し、その後、判決が言い渡される予定です。

岡山放送
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