ロシアのウクライナ侵攻終結に向けた新たな和平案に、ウクライナをEU=ヨーロッパ連合に加盟させる内容が盛り込まれているとイギリスメディアが報じました。
イギリスのフィナンシャル・タイムズは12日の電子版で、ウクライナがアメリカに提案した新たな和平案に、ウクライナを2027年1月1日までにEU=ヨーロッパ連合に加盟させる条項が盛り込まれていると報じました。
ウクライナのEU加盟には27カ国全ての加盟国の支持が必要で、これまでハンガリーが慎重な姿勢を示していますが、記事では、アメリカが和平案を支持すればトランプ大統領がハンガリーに対し拒否権の撤回を働きかけることができるとの見方を伝えています。
フランスメディアはこの新たな和平案を巡ってアメリカ・ウクライナ・フランス・ドイツ・イギリスの高官が13日にもパリで協議するとの見通しを伝えていますが、トランプ大統領は合意の可能性が低い場合は参加しない姿勢を示しています。