ロシア大統領府は、ウクライナ東部の要衝ポクロウシクを制圧したと発表しました。

制圧が事実であれば、ウクライナにとっては大きな打撃となりそうです。

プーチン大統領は11月30日、前線の指揮所を訪れ、ゲラシモフ参謀総長からウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクと、北東部ハルキウ州ボルチャンスクを制圧したとの報告を受けました。

ポクロウシクはウクライナの戦略的要衝で、ロシア軍が進軍の足がかりとするため攻勢を強めていました。

プーチン氏は「ロシア軍の攻勢は、ほぼ全ての前線で続いている」と述べ、軍事行動が順調に進んでいるとの認識を示しました。

プーチン氏は2日、アメリカ・トランプ政権のウィトコフ特使とモスクワで会談する予定で、戦争終結に向けた和平協議を続ける中、ウクライナの要衝を相次いで制圧することで交渉の主導権を握る狙いがあるとみられます。

一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は1日、フランスのマクロン大統領とパリで会談しました。

その後の共同記者会見で、ゼレンスキー氏は「領土問題が最も難しい」と述べ、トランプ政権との意見の隔たりが依然大きいことを示唆しました。

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国際取材部
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