バスなどの運転手不足の解消に取り組む岡山市の両備グループ傘下のバス会社で、特定技能制度のもとでの初めての外国人バス運転手がデビューしました。
(イユスさん)
「夜は緊張で眠れなかった。CAを送るという大事な役目をもらえてうれしい」
「緊張で眠れなかった…」デビューはCAの送迎バスの運転
インドネシア出身のイユスさん(41)。この日、初めての乗務に臨みました。
イユスさんの勤務地は東京の羽田空港。キャビンアテンダントの送迎バスの運転を担当します。
「出発します」
人手不足が深刻な分野で外国人労働者を中長期的に受け入れる特定技能制度。2013年に来日し、旅行会社で勤務する中で、バスの運転手に憧れを持ったというイユスさん。2024年、両備グループ傘下、東京の「ニッコー観光バス」に入社し、2025年1月、特定技能制度の「自動車運送業」の分野でバス運転手として全国で初めて合格しました。
次の夢は大きく「浜崎あゆみさん・宇多田ヒカルさんを乗せて運転」
在留資格を変更後、社内研修を修了し、12月8日、晴れて、バス運転手としてのデビューの日を迎えました。
ニッコー観光バスは「多様な人材が力を発揮できる体制と環境づくりをさらに進め、事業の持続性を高めていきたい」としています。
「お待たせしました。お疲れさまでした」
(イユスさん)
「夢がかなった。皆さんサポートしてくれてありがとう。涙出ています。本当に」
日本の音楽が大好きだというイユスさん。次の夢は、浜崎あゆみさん、宇多田ヒカルさんを乗せて運転することだということです。