一年を象徴する「漢字一字」が清水寺で発表され、2025年は「熊」に決まった。さまざまな出来事があった中、みなさんにとって2025年を表す漢字は何か聞いてきた。
12月12日は「漢字の日」。
毎年この日に清水寺で発表される「今年の漢字」は、「熊」だった。
全国で市街地へのクマの出没が相次ぎ、人的被害や死者数が最多となったことなどから、2万3346票を集めた。
2位には、価格高騰や備蓄米の放出で話題となった「米」がランクイン。
1位の「熊」とはわずか180票差とかなりの接戦だった。
(リポート)
「今年も残すところあとわずかとなりました。みなさんにとってこの1年はどのような年だったのか、漢字一字で聞いてみます」
話題に事欠かなかったこの1年、街の人たちが選んだのは…。
(高校生)
「“楽”。高校生活が始まって楽しいことがいっぱいある。友達も増えて楽しい思いができた。こんな素晴らしい友達、かっこよくて尊敬できる友達」
(大学生)
「“学”。今年大学に進学して、高校までとは違って自主的に学ぶ機会が増えたので、探求心を持って自分の専門ついて深く学んでいきたいので学にした。来年は“挑”という漢字にしたい」
今年転職したという男性は…。
(会社員)
「“守”。これまで自由・わがままに過ごしてきた。生まれた土地で周りにも安心してもらいたい。これまで周りを攻撃してきたので、その分周りを守ってあげようと思う」
脚本家だという女性はうれしい出来事があったそうで…。
(脚本家)
「“開”。ここ数年、コロナウイルスのパンデミックなどがあって暗い世の中だったが、その時何かをしていた人は道が開けてきたかなと思うここ数年。(Q.何か開けた?)去年から今年にかけて念願の映画を上映している。『本を綴る』という映画。仙台でも上映が決まった」
(会社員)
「“高”。高市首相に変わったので期待を込めた。最近の物価高や他国との緊張も高まりを感じているのでこの一文字にした。本当に大変、出張で山形に来ても宿泊費も上がっているのでそういった意味でも大変」
そして…。
(リポート)
「最後に私の今年の漢字一字は、“縁”。山形に来て1年目。たくさんの出会いに感謝の気持ちを込めてこの漢字にしました。来年もご縁を大切に頑張ります」