川西町の置賜農業高校の生徒がコメ作りで交流のある地元小学校を訪れ、一緒に育てた雪若丸を使った給食を、児童たちと一緒に味わった。
置賜農業高校では農業への関心を高めてもらおうと、地元・小松小学校の5年生と毎年コメ作りを通した交流を行っている。
2025年は、5月に高校の敷地にある田んぼで一緒に雪若丸の田植えをしたり、施設の見学を行ったりと、さまざまな体験を通してコメ作りについての学びを深めてきた。
11日は、1年間の取り組みの集大成として、生物生産科の3年生2人が出前授業を行い、クイズなどを交えながら楽しくコメ作りの流れを伝えた。
そして給食のご飯は、いつもの「はえぬき」にかわって、みんなで育てた「雪若丸」。
高校生2人も、5年1組と2組の教室に分かれて、一緒においしく味わった。
(児童)
「おいしいです。(Q.普段との違いは?)柔らかいところ」
「モチモチしていておいしい」
(置賜農業高校3年・舩山優希さん)
「これを機に、農業に興味を持って、未来の農業を担ってくれる人が増えてほしい」
(置賜農業高校3年・高橋雄征さん)
「僕も将来農家をやるので、安心で安全なお米を届けられるように、これからも勉強を頑張っていきたい」
約半年の交流は小学生・高校生それぞれにとって、コメや農業の大切さをあらためて実感する貴重な機会になったよう。