年末年始に高校スポーツの全国大会に挑む秋田県の代表校を紹介する企画。今回は、春の高校バレー全国大会に女子代表として出場する秋田北高校を紹介します。

秋田県大会決勝では秋田令和をフルセットの末に破り、4年ぶり7回目の春高全国出場を決めた女子の秋田北。全国大会に臨むチームの魅力は、何と言ってもその高さです。スタメン6人中4人が170センチ以上で、全国レベルでみてもその高さは引けを取りません。

高さを生かすためにチームが鍛えているのはブロックです。春高全国初戦の相手は埼玉県代表の細田学園。全国的にも知名度の高い強豪で、強力なエースを擁し、いかにその攻撃をブロックで弱めてラリーにつなげるかが勝負の明暗を分けます。

佐藤由琉亜主将:
「まずはオープントス(高いトス)に合わせたブロック。止めるというよりもワンタッチを取ってレシーブにつなげて自分たちの攻撃を展開するのと、サーブミスを減らして流れを切らないようにすることを練習している」

ブロックで相手の攻撃のコースを狭め、レシーブでボールを上げられるようレシーバーとの連携の強化にも余念がありません。

ブロックでラリーに持ち込めば自慢のスパイカー陣が本領発揮です。そのうちの1人、攻撃の要のオポジット・佐藤奈央選手は身長174センチ。最高到達点291センチから冷静にコースを打ち分けます。

1年生にも期待の選手がいます。アウトサイドヒッターの伊東花優選手は身長175センチの高さを持ち、2025年11月には中東のヨルダンで行われた16歳以下のアジア選手権に日本代表のキャプテンとして臨み、4位入賞に貢献しました。

伊東花優選手:
「世界で全国大会以上のレベルの高い人を知ったことを生かして戦いたい。細田学園のエースに負けないように、自分も粘ってたくさん打ち込んでいきたい」

ブロックからリズムをつかみ、持ち前の高さを生かした攻撃につなげることが勝利の鍵となりそうです。

佐藤由琉亜主将:
「気持ちで負けないようチャレンジ精神でやっていく。目標は全国ベスト8だが、それだけではなく全国優勝する気持ちで一戦一戦戦い抜きたい」

春の高校バレー全国大会は2026年1月5日に開幕し、秋田北は6日に初戦を迎えます。

秋田テレビ
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