全国のインフルエンザの患者数は2週連続で減少した一方、過去10年の同じ時期と比べて患者数は最多となっていて、引き続き注意が必要です。
厚生労働省によりますと今月7日までの1週間に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり38.51人(前週44.99人)で、2週連続で減少しています。
一方、過去10年の同じ時期と比べて患者数は最多となっていて、41の県などで警報の基準となる30人を超えています。
また、国立健康危機管理研究機構の調査によりますと(9月~11月5日)、国内で流行しているH3型(A型の一種)のうち96%が新たな変異ウイルス「サブクレードK」となっていますが、ワクチンによって重症化予防は期待できるということです。
厚労省は、手洗いやマスク着用など対策の徹底を呼びかけています。