全国のインフルエンザの患者数は14週連続で増加していて、10年間で最も早いペースで感染が拡大しています。
厚生労働省によりますと11月23日までの1週間に全国の定点医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1医療機関あたり51.12人(前週37.73人)で、14週連続で増加しています。
また39都道府県でインフルエンザ警報の基準となる30人を超えています。
10年間で最も早いペースで感染が拡大していて、A型の一種であるH3型の新たな変異ウイルス、「サブクレードK」への感染が増加しているということです。
「サブクレードK」へのワクチンの効果は、一定の有効性はあるとする報告があり、厚労省は、手洗いやマスク着用なども含め基本的な対策の徹底を呼びかけています。