木原官房長官は12日午前の記者会見で、いわゆるゾンビたばこと呼ばれる指定薬物「エトミデート」について、絶対に使用しないよう呼びかけた。
今年5月に指定薬物に追加された「エトミデート」は、過剰摂取すると手足がけいれんすることなどから「ゾンビたばこ」とも呼ばれていて、若者を中心とした乱用が問題となっている。
木原長官は、「意識障害や呼吸抑制など重大な健康被害が生じる恐れがある」として、「絶対に使用しないこと。そして使用している場合には直ちにやめること。使用により異常症状が見られた場合には速やかに医療機関を受診すること。そのことをぜひお願いします」と呼びかけた。
その上で「現在、警察などで摘発を進めている。SNSを活用した予防啓発なども強化していく」と強調した。