12月8日の地震で、防災設備に不具合があったことが分かりました。宮城県石巻市では、津波注意報などが発表された場合に、自動的に閉まる水門が半分までしか閉まらなかったということです。
石巻市によりますと、雄勝町の荒漁港にある水門が、本来、津波注意報や警報が発表された場合、自動的に閉まる仕組みのはずが、12月8日の地震では半分までしか閉まりませんでした。
水門は業者が毎月点検を行っていて、11月25日の点検では異常はなかったということです。
石巻市水産課 小野寺宏晃課長
「災害時の安全確保という観点から、非常に重要な問題と認識している。今後の有事の際にはシステムが、正常に稼働するような体制を、構築したいと考えている」
現時点で不具合の原因は分かっていません。