10年ぶりの日本人ダブル受賞となったノーベル賞の授賞式と晩さん会がストックホルムで行われました。
どんな様子だったのか、現地から松浦武司FNNロサンゼルス支局長が中継でお伝えします。
こちらのコンサートホールで、現地時間の10日、授賞式が行われました。
ノーベル化学賞の北川進さんと生理学・医学賞の坂口志文さんは「えんび服」を身にまとい、約1500人が見守る中、スウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルと賞状を授与されました。
式の後にはスウェーデン王室やゲストが集まる晩さん会が開かれ、2人はバイオリンなどの生演奏や、光の演出の中、料理を楽しみました。
また、晩さん会の後にはダンスパーティーが開かれましたが、坂口さん、北川さんは2人とも踊らずゲストと談笑していたそうです。
――ノルウェーで開かれた平和賞の授賞式はどうだったのか?
平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マチャドさんは、マドゥロ政権の弾圧から逃れるため国内で身を隠して活動を続けていて、10日の授賞式には出席できず、娘のアナさんが代理で出席しました。
ところが一転、11日未明に突然、オスロ市内のホテルのバルコニーに本人が姿を現しました。
アメリカのウォールストリート・ジャーナルなどによりますと、マチャドさんはカツラをかぶって変装し、10以上のチェックポイントをくぐり抜け、ボートで秘密裏に出国し、オランダ領の島経由でノルウェーにたどりついたといいます。
ただ、帰国したら拘束される恐れもあり、安全に帰国できるかは不透明です。