いっこうに進まない北朝鮮の拉致問題。解決に向け世論を喚起しようと、金沢駅で寺越昭男さんなど拉致被害者家族会のメンバーらがチラシを配りました。

国は北朝鮮による拉致問題など人権侵害について国民の関心を高めようと、毎年12月10日から1週間を啓発週間としています。10日は、62年前、父親が日本海で行方不明となり、北朝鮮に拉致されたと訴える拉致被害者家族会の寺越昭男さんたちも参加し、人権擁護委員などと共に、利用客らにチラシを配りました。

寺越昭男さん:
「一日も早く拉致被害者が帰れるように、日本の政府に寺越事件を拉致認定して、生きている間に事件の真相が知りたいなという思いです。」

県内では、寺越さん以外にも北朝鮮に拉致されたことが濃厚だとされる特定失踪者が約30人います。

金沢駅の地下広場や金沢市役所では拉致問題に関するパネル展も開かれていて、関係者は拉致問題の全面解決につながればと話していました。

石川テレビ
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