延岡工業高校の生徒が、延岡市を流れる北川の水害の記録を残そうと、洪水の深さがわかるプレートを設置しました。

延岡市の北川は堤防に切れ目を入れることで、洪水の時に川の水が田畑に緩やかに流れ込み、被害の軽減を図る「霞堤」が取り入れられています。北川町の家田地区には1943年から2018年までに起きた洪水でその浸水の深さを記録した標柱がありますが、設置した住民が亡くなり、記録が途絶えていました。

こうした中、10日、霞堤について学んでいる延岡工業の生徒が、去年の台風10号で約5m浸水したことを示すプレートを設置しました。

(延岡工業高校生徒)
「ここまで水の高さがきたことを、しっかりと後世につないでいくことが大事だと思います。」

延岡工業では、今後も治水技術の学習などに取り組むことにしています。

テレビ宮崎
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