三重県津市の神戸小学校で、情報リテラシーを学んでもらおうと、三重県警の出張授業が開かれました。

 こども家庭庁によると、自分専用のスマホを利用する小学生は72%、中学生では95.3%でした。SNSにネット検索など便利な反面、トラブルに遭う子供たちが増えています。

児童ら:
「チェーンメール(が送られてきた)」
「ゲームで友達になった時に、すぐに暴言を言われたことがあって」

 授業で使われたのは、ネット上で直面する可能性があるトラブルへの対処法を学ぶカードゲーム「リテらっこ」。まず、進行役を務めるゲームマスターが、ネット上でのトラブルや困りごとなどのお題を出します。

 例えば、「SNSで出会った面識のない人から、ダイレクトメッセージでやりとりしようと誘われた」というお題では…。

児童ら:
「無視するのが一番」
「写真で保存して、お母さんに相談できるやん!これや!」

 各チームには、トラブルの際に取るべき行動が書かれた100枚あるカードのうち、5枚がそれぞれ配られていて、チームで話し合いながら適切な1枚を選び、理由とともに発表します。

児童:
「『断る』にしました。中身が悪い人かもしれないから、トラブルに巻き込まれないように、断ることが大事だと思ったからです」

 ゲームマスターを中心に、クラスみんなで一番よい行動を選び、一番多く選ばれたチームが勝利となります。

 ゲームの勝ち負けだけでなく、話し合いを通じて自分ならどうするのかを考えさせることが「リテらっこ」の目的です。授業を受けて子供たちは…。

児童ら:
「インターネットの怖さとかが学べました」
「(SNSの内容は)あまり信じすぎないように、常に全部疑いながら向き合っていきたいです」

東海テレビ
東海テレビ

岐阜・愛知・三重の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。