熊本県内16の公立病院のうち、15の病院が赤字です。
8日の県議会一般質問で、自民党の西村 尚武 県議が公立病院の経営状況について質問。
熊本県の千田 真寿 総務部長は県内16の公立病院のうち、熊本市の熊本市民病院を除く15の病院が経常赤字で、全体での赤字額は昨年度64億円に上ったことを明らかにしました。
熊本県によりますと、15の病院の多くが周辺に住民が少ない不採算地区病院で、病床稼働率の向上を図り、医療機器や医薬品を効率的に調達しているものの、想定を上回る人件費の増加や物価の高騰が影響しているということです。
熊本県は国の支援策の動向を見て、市町村と連携した経営改善に取り組むとしています。