2025年も残すところ1カ月を切る中、年末年始にある異変が。
大手百貨店を中心に年始の休業を拡大する店が増えています。

では初売りは何日からスタートするのでしょうか。

「イット!」が取材したのは東武百貨店。
例年2日から営業していましたが、2026年は49年ぶりに元日と2日を連続で休むといいます。

その訳を東武百貨店・畑中基一販売推進部長は「労働環境の改善と働く場の魅力向上に向けて、今回、1月2日をお休みすることになりました。(元日と合わせて)2日間お休みしていただいて、よりよいサービスを提供していただければと思っています」と説明します。

大手百貨店の年末年始のスケジュールを見てみると、大丸松坂屋や高島屋は年末31日まで営業し、年明け3日から営業開始。
阪急・阪神は、2日は一部店舗が休業、通常営業は3日からです。
三越伊勢丹やそごう・西武は、元日休みで2日から営業します。
また、小田急や京王、名鉄なども2日から営業するということです。

番組で調べた全ての百貨店で、2026年の元日は休みということでした。

百貨店業界で広がりを見せる年始休業の動き。

街の人からは「働いている方もその期間休みがあった方がいいと思う。従業員ファーストでいいと思う」「もちろん開いていれば便利は便利だけど、従業員も家族を犠牲にしてまでということはない」「従業員も休みたいだろうし、いいんじゃないか」「自分だとしても休めたらうれしいと思うので、いいことかなと思う」などの声が聞かれました。

さらに年始休業の動きはスーパー業界でも。

サミットでは、元日から3日まで一部の店舗を除き休業します。
その理由について担当者は「働く社員の『ライフ・ワークバランス』向上の一環として正月三が日を休業し、社員がゆっくりとお正月を過ごせるようにしています」と説明しました。