セクハラ問題を受けて杉本知事が辞職したことに伴う知事選挙について、福井県選挙管理委員会は8日、来年1月8日告示、25日投開票の日程で実施することを発表しました。
その知事選挙をめぐり一部で出馬を求める声があった県選出の滝波宏文参議院議員は8日、現時点で自身の出馬には否定的な考えを示しました。
滝波参議院議員は日本原電敦賀発電所を視察した後、取材に応じ、知事選への出馬意向を問われると「中央の高い山をしっかり登って県民や県益に沿うものをしっかりとってくるという仕事を今、中腹で頑張っているので、しっかりとチーム福井の立て直しにつながってほしいと思っている」と述べ、あくまでも国政の場で福井県に貢献する立場を強調。現時点で知事選挙への出馬には否定的な考えを示しました。
一方、原子炉真下の活断層の存在を否定できないとして運転が停止したままの敦賀原発2号機については「再稼働の再申請を目指してしっかりデータを積み上げ、地盤の問題をクリアしてほしい」と述べた上で、敦賀原発3・4号機の建設も「検討していくべき時に来ているのではないか」と話しました。
そのほか北陸新幹線・敦賀ー新大阪間のルート問題をめぐり滝波氏は、自民党と日本維新の会で再編成された建設推進プロジェクトチームのメンバーに選ばれました。
維新が小浜・京都ルートを含む8つのルート案の検証を行うとした方針に対し「小浜・京都ルートの過去の経緯や優位性を理解してもらえるよう協議を進めたい」と強調しました。