天満屋女子陸上競技部の西村美月選手(21)が12月7日、自身初挑戦のフルマラソンのレースで優勝し、オリンピックの代表選考会・MGCへの出場権を獲得しました。

熊本県出身で高校卒業後に天満屋に入社、12月3日に21歳の誕生日を迎えた西村美月。7日に山口県防府市で行われた防府読売マラソンに出場しました。

(長尾龍希アナウンサー)
「西村選手がスタートラインにつきました、体を少し動かして自身初のマラソンへの挑戦が始まります」

11月のクイーンズ駅伝では、5区で7人抜きの快走を見せチームの7位入賞に貢献した西村。その勢いを感じさせるようにスタート直後から女子の先頭に出ます。

このレースは日本人1位で2時間27分を切った選手に、2028年のロサンゼルスオリンピックの代表選考会・MGCの出場資格が与えられます。西村はそこを目標としながらも緊張した様子はなく、安定したペースを刻み続けます。

レース終盤には先頭争いをしていた選手を引き離し、2時間25分54秒の女子1位でフィニッシュ。自身初のフルマラソンで見事、優勝を飾りました。そして天満屋勢では一番乗りで2027年のMGCの出場資格を手にしました。

(天満屋 西村美月選手)
「30キロまでは経験があるので、そこから我慢していけば大丈夫と思って自分を勇気づけながら頑張っていた。スタートラインに立ったからこそ、ここから自分との戦いで苦しい戦いになっていくと思うので先輩方の力も借りながら一歩一歩上に上がっていけたら」

岡山放送
岡山放送

岡山・香川の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。