「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の男性を殺害した罪などに問われ一審で無罪判決を受けた元妻が、控訴審に姿を見せました。
須藤早貴被告(29)は和歌山県田辺市で7年前、資産家で元夫の野﨑幸助さん(当時77)に覚醒剤を摂取させ殺害した罪に問われています。
検察側は、須藤被告が野﨑さんは死亡時2人きりだったなどと指摘していましたが、一審の和歌山地裁は、検察側の立証では「合理的疑いが残る」として無罪を言い渡しました。
控訴審では被告人に出廷の義務はありませんが、検察が控訴して始まった8日の裁判に須藤被告が開廷直後に出廷。
「須藤早貴です」「無職です」と答え、その後、発言の機会はありませんでした。
裁判では検察側が新たな証拠を申請したものの、裁判所に却下され、即日結審しました。
判決は2026年3月に言い渡されます。