会津大学短期大学部は12月8日、過去の入試問題を申込フォームから請求した人の個人情報が他の請求者から閲覧可能になっていたという個人情報漏えい事案が発生したと公表した。
会津大学短期大学部は2024年10月から、同学のホームページ上で、過去の入試問題の資料請求をGoogleフォームを使って実施できるようにしていた。
同学によると、これを開始したときの設定のミスにより、請求者が受付後の画面で「前の回答を表示」というリンクをクリックすると、それ以前の資料請求者の住所や氏名、電話番号などの個人情報が閲覧できる状態になってしまっていたという。
2025年12月7日に資料請求者から指摘を受け、ただちにフォームの使用を中止した。
この期間の資料請求の対象者は64人で、現時点で情報悪用などの事実は確認されていないとしている。
同学はこの事案を受け、Web上の申込フォームの設定の際には動作確認テストを複数人で行うことを徹底するほか、職員に対し個人情報の厳格な取扱いや複数人での確認による事務処理を徹底することで、再発防止に努めるとしている。