中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を受け、8日、自民党は政府に事実関係を確認し、今後の対応を協議しました。
小林政調会長:
偶発的な事態を惹起(じゃっき)しかねない極めて危険な行為であって、断じて容認できない。
小野寺安保調査会長:
間違いなくレベルは格段に危険な方向に上がってしまった。これは挑発行為と受け止めるべきだ。
国防部会や安全保障調査会などによる合同会議で自民党は、自衛隊機には2度にわたりレーダー照射を受けた記録が残っており、証明できるといった説明を政府から受けました。
中谷前防衛相:
意図的だと思う。明らかに威嚇とか挑発とか、そういうのを兼ねた行動だ。
稲田元防衛相:
日本としてしっかり問題点や(中国側が)非常に重要な危険を生じたことについて国際世論に訴えるべきだ。
元防衛相・小野寺安保調査会長:
外交的に、このようなひどいことをされたということを発信して、外交戦でまず勝つこと。
会合後、防衛相経験者からは国際社会に向けた「世論戦」への対応を求める声が相次ぎました。