新上五島町でドローンの「レベル4」飛行＝人がいる場所での「目視外飛行」の実証実験が公開されました。
上五島病院のスタッフが待ち受けていたのは「医薬品」です。
福江島を出発した荷物が、新上五島町の港でドローンに積みかえて届けられます。
上五島病院 下山 花香さん（薬剤師）
「ドローンで運べる（医薬品の）品目や薬の種類が増えるととても助かるかなと思います」
「何かあったときにすぐ無いと困る薬で、しかも届くのに時間がかかる可能性があるので多めに置いてるって」
レベル4の飛行は、これまで経路ごとに許可を得る「線形飛行」で行われてきましたが、この日は全国で初めて範囲内での飛行に許可を得て実証が行われました。
長崎県は2024年、福島県と共に「新技術実装連携“絆”特区」の指定を受けています。
長崎県企画部デジタル推進課 直塚 健 課長
「（長崎県は）離島とか半島地域もたくさん抱えていますので」
「幅広い地域でドローンの活用を進めていければと」
実証実験を主導する豊田通商の関連会社「そらいいな」は、2026年2月にも五島市で配送実験を行う予定です。
