日本で初めての受賞となりました。2025年2月に開館した高松市のあなぶきアリーナ香川が、ユネスコ、国連教育科学文化機関が創設した建築賞で、最優秀賞に選ばれました。
香川県によりますと、12月5日未明、フランス、パリのユネスコ本部で行われた表彰式で、あなぶきアリーナ香川が2025年のベルサイユ賞の「世界で最も美しいアリーナ」で、最優秀賞に選ばれたということです。
このベルサイユ賞は、美術館やホテルなど8つのカテゴリーで世界の優れた建築物やインテリアなどを毎年、表彰しています。そのうち「世界で最も美しいアリーナ」には、2025年、6つの施設がノミネートされていました。この部門で最優秀賞を受賞したのは日本で初めてで、「あなぶきアリーナ香川から発する詩情が空間をまとまりのある独自の景観へ変貌させた」「既存の広場、公園、港を一体化し、街と海をつなげている」と評価されました。
受賞を受けてアリーナの設計を手掛けたSANAA事務所は、「これからさらに多くの方々が集まって親しまれる場所になっていくことを願っております」とコメントしています。